addio

アッディーオ

ビーチコーミング

境界線

海は生と死の混沌とした秩序を抱えている。 たとえば浜辺で死体を見たとして、衝撃は受けても、驚きはしないだろう。 海には生と死があって、それは地上よりもおぼろげに、しかし当たり前に存在している。 生死「そのもの」、そのものの海、生であり死でもあ…

猪熊氏『物物』を読んで。ヨーガン・レール氏。「物」についての思想。意志。

ビーチコーミングで浜辺を歩いていると、どうしても目につくのが漂着ゴミです。発砲スチロール、プラスチックなどの「自然」に還れないものたち。すべて人間が生み出した「物」。深刻で絶望的な、どうしようもない環境問題が、目に見える/手に触れられる形…

漂着物の話3

浜辺で漂着物(漂着ゴミ)を見るときに感じるあの不吉さ、不穏さはどこから来るのだろう。誰もいない浜辺に下り立ったとき、そこらじゅうに散らばった漂着物を見て一番に感じる。胸の奥から湧いてくるというか、にじみ出てくるというか。 環境問題に対する怒…

漂着物の話2

本を読むのが好きだが、それと同じくらいに海辺で漂着物を拾い集めるのが好きだ。 いわゆるビーチコーミングである。が、私が行うそれは、明るさだけではない仄暗さを漂わせている行為でもある。 海からの漂着物は、どんなにきれいな物でも、得体の知れなさ…

漂着物の話1

昨日は海に連れて行ってもらってビーチコーミングをした。 海辺から拾ってきたものはすべて死と異世界の気配を纏っていると思う。クトゥルー神話に感じるような「なにかよくわからないもの」への畏怖と恐怖。海からあがってくる蛭子神。 誰かが浜辺のゴミ(…